肉の臭みをスッキリと消してくれるハーブ「タイム」
ハーブの中には、食用の身に使われるものもあれば、食用以外の分野で幅広く活用されている種類もあります。タイムは食用以外の用途にも幅広く使うことができるハーブとして人気があります。タイムはもともとヨーロッパで原生している小低木で、古代ギリシャやローマ時代の頃には、有機や品位の象徴とも言われてきました。タイムには匂いを消す効能があるため、入浴後にタイムを体に擦りつけると体臭を消す目的で使われていました。現在でも、タイムの成分を配合した歯磨き粉や弾性ローション、マウスウォッシュなどが販売されていますが、それらはタイムが持つ消毒力によるものです。
タイムは、種から植える方法と、挿し木をする方法とがあります。どちらの場合でも、春か秋の涼しい季節がおすすめです。栽培環境としては、日当たりが良い場所を好むので、できるだけ太陽光が長時間当たる場所を選んで地植えしてあげましょう。また、風通しが良く、水はけの良い場所の方が、すくすくと育ちます。もしも土が酸性気味の場合には、苦土石灰などアルカリ系の栄養成分を土壌に混ぜて中和してあげるのがおすすめです。
タイムは、栽培環境が良ければトラブルなく育ちますが、高温多湿の環境には強くないため、梅雨が明けた後の夏は注意が必要です。茎や葉、また根が蒸れると枯れてしまいやすいため、梅雨が明けて気温が高くなったら、収穫もかねて思い切り刈り込んであげると良いでしょう。
タイムは食材のニオイや臭みを消してくれるので、お肉やお魚のニオイ消しとして使うのがおすすめです。
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