抗菌作用や抗ウイルス作用が高いセージ
香りが強く、肉料理のスパイスとして使えば臭みを消してくれるハーブとして人気のセージは、古代には薬草として使われていました。そのため、現在でも医薬的な効能を期待して使うことが多いハーブの一種です。セージが持つ効能の中でも注目されているのは、抗菌作用や抗ウイルス作用です。セージのエキスが配合されたマウスウォッシュを使ったり、セージを水に入れてエキスを抽出したセージ水でうがいをすると、抗菌作用や抗ウィルス作用によって風邪やインフルエンザなどの感染症を予防できたり、口内炎や歯肉炎などの炎症を抑える効能が期待できます。
また、セージが体内の菌やウィルスを殺菌することにより、免疫機能が改善されたり、消化器官の働きが正常な状態へと近づきます。胃の不調や便秘など消化器官のトラブルで悩んでいる人なら、セージによってトラブルを改善することができ、胃の荒れや便秘解消、腹部の膨満感をスッキリできます。また、消化機能が改善することによって滋養強壮効果による夏バテ予防、また慢性的な疲労回復の効能が期待できます。
セージにはいろいろな種類があり、用途が異なります。その中でも、コモンセージと呼ばれてスパイスやハーブティーによく使われるものには、クラリーセージやグリークセージ、スパニッシュセージなどがあります。ペインテッドセージもコモンセージの一種ですが、こちらはドライフラワーに多く用いられるため、料理のスパイスとして使われることは少ないのが特徴です。
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