不老長寿のハーブとして名高い「セージ」
イギリスには、「長生きしたければセージを食べろ」という格言があります。これはハーブの一種であるセージが持つ様々な効能を表現しているものですが、セージには、消化を促進する効果、、滋養強壮効果、血圧を下げる効果や神経の不安を取り除く効果など、たくさんの健康効果があります。
セージは長い歴史の中で、食品の防腐剤としても使われてきました。現在でもハムやソーセージなどのような加工食品にはセージが入れられていることが多く、防腐作用に加えて香りづけもできるという点で重宝されやすいハーブではないでしょうか。
セージの特徴は、強い生命力があるということです。そのため、初心者にとっても失敗しづらく、育てやすいハーブと言えるでしょう。栽培環境としては、土壌が酸性過ぎると育ちにくいという条件はありますが、種や挿し木をする際に、酸性の土壌なら苦土石灰で中和させておけばOKです。気温の変化にも影響を受けにくく、乾燥にも強いですし、病害虫にもかかりにくいため、プランター栽培でも地植え栽培にも適しています。ただし、水はけが悪い場所では根腐れを起こしてしまうため、地植えする際には水はけが良い場所を選ぶことが必要です。
セージをお料理に使う場合には、豚肉ととても相性が良く、臭みを取り除いて香りをつけてくれます。また、ホルモンやレバーなどの内臓肉に使えば防腐剤としての作用が期待できます。このハーブは、調理した後の食事に振りかけるタイプのハーブではなく、調理前の食材に使用するのがおすすめです。
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